GIDの改名手続きについて詳しく知ろう!

こんにちは、浅木です。
今回は、GIDの方の多くが申請する
改名手続」について、詳しく解説していきます。

戸籍変更に「名の変更」は関係ない

誤解の無いようはじめにお伝えしておきます。
「名の変更」は、戸籍の変更手続きとは
一切関係がありません。

つまり、
名前を変更しなければ戸籍を変更できない、
ということはありません。

実際、戸籍上の名前を気に入っている場合や
特に男女どちらともつかない名前で
普段の生活に苦労しない、という方ですと
改名せずにそのまま過ごす方も
多くいらっしゃいます。

戸籍上の名前を使っていると
自分の望む性別で生きるにあたって
どうしても不便だとか、
生活するうえで気になってしまう場合に
検討する手段が「改名」だと考えてください。

それでは、改名手続きとは一体どういうものなのか、
以下で具体的にお話ししていきます。

「改名手続」とは?

全国の家庭裁判所が管轄となって行う手続きで、
正確には「名の変更届」の手続きといいます。

というのも、
戸籍によって管理されている人の名前は、
さまざまな情報に関連する
とても重大なデータなので、
そう簡単に変更されては困るのです。

実際問題、友人や同僚の名前が
その時の気分や勢いでころころ変わってしまっては
社会生活に支障が出てしまいますよね。

戸籍法にも記載がありますが、
名の変更には「正当な事由」が必要で、
その「正当な事由」が本当に正当かどうかは
家庭裁判所の裁判官が直接判断します。

正当な事由にはさまざまな種類がありますが
GIDに関連する事由は、
通称名として長年使用した」という部分です。

この「通称名として長年使用した」事由を
申請に用い、実際に改名するためには
その長年使用した実績を
証明するための資料が必要になります。

申請に使える資料にはこのようなものがあります。

  • 友人から届いた年賀状(複数年分あると◎)
  • 公共料金の明細書
  • アルバイト先の給与明細
  • 郵便物、宅配便の宛名シール(消印があると◎)
  • 名前入り定期券のコピー
  • 通称名で作成した学生証のコピー
  • 卒業証書
  • 内定通知書

など、他にも様々なものがあります。
共通点として「申立人(名前の変更をする人)以外の
筆跡で書かれていて、消印などの日付がはっきりわかる」ものや
「何年にも渡って同じ通称名を使用しているとわかる」ものが
望ましいとされています。

つまり、申立人の周囲の人に名前が浸透していて
その状況が何年にもわたっていることを
客観的に証明できる書面であれば何でも構わないのです。

僕が申し立ての時に提出したのは、

  • 年賀状(数年分)
  • 通称名で作った学生証
  • 通称名で作ったポイントカード
  • 名前入り定期券のコピー
  • 居合道の段位証明書
  • 内定先の内定通知書のコピー
  • GIDの診断書

でした。
年数にして1年分程度のものしかありませんでしたが、
裁判官の方にはそれで納得してもらい、
正式に「名の変更届」を受理していただきました。

それでは、最後に改名手続きの
おおまかな流れをまとめてみましょう。

改名手続のおおまかな流れ

  • 通称名を考える
  • 通称名を使って、実績証明の資料を集める
  • 申請に必要なほかの書類を用意し、
    家庭裁判所で「名の変更届」の申し立てをする

この中で一番大変なのは
「実績証明の資料集め」です。
通称名を考えたらなるべく早いうちに
可能な限り多くの人に知らせましょう。
手紙や年賀状などをその名前で書いてもらえば
使用実績の資料として十分活用できます。

また、各種公共料金の「使用人」欄や
ポイントカードの発行、
何かを利用するときに使う名前はすべて
通称名にすることを習慣にしていくことで
使用実績を積み、申請を楽にすることをおすすめします。

最も取り組みやすいのは、
ネット通販を利用した際の宛名を通称名にすることです。
届け先の苗字が同じであれば、
下の名前は通称名でもしっかり荷物を受け取ることができます。

これを利用して、通販で買い物をするときは
毎回通称名で受け取るようにすれば
届いた荷物に添付されている「あて名書き」が
そのまま使用実績になりますので、
比較的簡単に実績を集めることができますよ。

改名手続きの解説は以上となります。
GIDでこの手続きが必要な方はなるべく早めに済ませておくと、
就活なども楽に進めることが可能になりますので
ぜひこの記事を参考に、チャレンジしてみてくださいね。

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