性別適合手術(性転換)実際の流れはどんな感じ?

こんにちは、浅木です。
前回の記事で、GIDが手術をしなければならない理由を説明しました。
この記事では、性別適合手術のおおまかな流れを
ご紹介したいと思います。

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性別適合手術

まず、性別適合手術(※略称=SRS)は
GID治療のガイドラインに沿って行われます。
性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン(第4版)から、
性別適合手術に関する記述を以下に引用しました。

性別適合手術に関しては,
2通の意見書をもとに性別適合手術適応判定会議において,
その適応を判断する.

ここで規定する性別適合手術の範囲は,
基本的には内外性器の手術に関わるものであり,

MTFの場合:精巣摘出術,陰茎切除術と造腟術
および外陰部形成術
FTM の場合:第 1段階の手術―卵巣摘出術,
子宮摘出術,尿道延長術,腟閉鎖術
第 2段階の手術―陰茎形成術

ガイドラインにも記載がある通り、
手術に際しては、手術によって得られる結果やリスク、
そして限界について十分な理解が必要です。

まず、どのSRSにも共通しているメリットと
デメリット及び限界についてお話しします。

手術を受けるメリット

  1. 戸籍上の性別を変更できる
  2. 望む性別に近い外見を手に入れることができる

戸籍上の性別を変更できることによって
公的にはどの場所においても望む性別で
生きることができるようになります。
これは非常に大きな利点だと思います。

また、望む性別に近い外見を手に入れることは、
社会生活上の利点だけでなく
自分の精神衛生上驚くほど良い効果があります。

もしあなたが自分自身の身体を否定し続けてきたとしたら、
手術によって、望む性別に近い外見を手に入れることは
人生にとって非常にいい効果をもたらすと思います。

デメリットと限界

  1. 手術・快復にある程度の時間がかかる
  2. 全身麻酔によるリスク
  3. 手術をしてもホルモン注射は生涯続く

どちらのSRSでも、手術は複数の段階に分かれます。
身体に負担のかかる外科手術を2~3段階に渡って
行うことには、当然リスクが伴います。

手術を日本・海外どちらで受けるかにもよりますが
術後回復するまでには最低でも2週間程度かかります。
(※快復期間に関しては個人差が大きいので
また別の機会に細かくお話したいと思います。)

そしてホルモン注射に関しては生涯続ける必要があるため、
病院やクリニックに通う生活が終わることはない、
ということは覚えておいてください。

また、もともと体内にあった生殖器を切除することで生じる
ホルモンバランスの乱れや、術後訪れる身体の変化に関しては
個人差が大きく、手術後の生活がどのようなものになるかを
すべての人に対して確実に予想することは不可能です。

手術にかかる時間や費用を早い段階から調べて、
どの時期に手術をするのが適切か、
そもそも手術は必要なのかどうか、
よく考えて選択してください。

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個人的な考え

ここからは僕の個人的な考えになります。
僕は現在、ホルモン治療を受けて3年程度経ち、
将来はSRSを受ける予定があります。
つまり、個人的には手術に対して
非常に前向きな考えを持っています。

しかし、性別適合手術はどんな人にとっても
人生を大きく変えるものになると思います。

手術にはメリットだけでなくリスクや限界もあり、
費用も決して安いものではないので
どうしても、個人的な印象だけで
「手術=明るい話」として紹介することは出来ませんでした。

というのも、僕はこのブログの内容に関して、
性同一性障害治療のガイドラインの中にある
以下の考え方に賛同し、それを念頭に置いて書いているからです。

ただし,どのような範囲の手術を
どのように行うかの選択は,
それぞれがもたらし得る結果と限界やリスクについて
十分な情報を提供するなかで,
本人の意思を尊重しながら決定されるべきである.

当事者に、治療を行うことで得られるメリットだけでなく
限界やリスクについても十分な情報を提供し、
そのうえで本人の意思を最大限尊重する。

性同一性障害の当事者に、明るく希望の持てる情報を伝えたい。
それと同じくらい、リスクや限界について伝えることも
重要だと考えているのです。

治療に関しての記事はどうしても、
すべてがすべて明るい話という風には
書くことができないため、
誤解させるような書き方になっていないか心配ですが……
GIDの治療は決して暗い面ばかりではない、ということも
同時にご理解いただければ幸いです。

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