性同一性障害の治療は大変なことばかりではないですよ、という話

こんにちは、浅木です。
今日は、GIDの治療を受けていて
「よかったなあ」と思った点をご紹介します。

というのも、GIDの治療に関しては
どうしても「リスクや限界・デメリット」についても
きっちり話す必要があると考えているため
なんだか記事内容が暗くなりがちで……

そこで今回は、管理人(FTM当事者)自身が
「治療を受けていてよかったなあ」と感じた点を
ひとつに絞ってお話ししていきたいと思います。

※今回の記事内容はすべて浅木個人の考えと感想ですので
GID当事者全員がこう思っているわけではありません。
「こんな考えの人もいるんだな」
参考程度にご覧になってくださいね。

精神的に楽

結論から言います。
精神的に非常に楽です。
一言で表すならこれに尽きます。

これだけ? と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
僕自身は「精神衛生の状態は生死に直結する」と
考えていますので、この点を非常に重視しています。

どういうことなのか、詳しくご説明しますね。

治療を始めるまで

自分が「僕はこういう人間だ」と思っていることと、
周囲からの対応や社会的な扱いが異なっていると
自分で思っている以上に、精神的なダメージが
どんどん蓄積されていきます。

僕も昔は「女の子って勘違いされ続けるだけでしょ?」
「別に暴言吐かれるわけじゃないし、我慢できる」って、
そんな風に思っていた時期がありました。

でも無理だったんですね、少なくとも僕は。

たとえば、周囲の子が当たり前にやっている
制服を着るとか、水泳の授業に出るとか
なんなら毎朝起きて鏡を見ることすらうまく出来ない。

普通の人が普通にこなしていることが
自分にとっては結構しんどくて、
でもそれを誰にも相談できないんですね。
そういった毎日が続いていくというのは、
当初自分が思っていたよりも大変なことでした。

治療を開始してから

19の春から精神科に通うことを決め、
治療を開始してからは、そういった
「普通に生きられなくてしんどい」ことが
限りなくゼロに近くなりました。

ホルモン治療や手術について回るリスクであったり、
体の不調はもちろんあるのですが
「普通に生きていられる」ことに比べたら
全然大したことない、と僕はそう感じています。

生きていくのに必要なものを見極める

生きていくのに必要なもの、
というのは人それぞれ違います。

僕の場合はそれが
男性として生きていく」ことだったんです。
それを手に入れるにあたって、
周囲から男性として扱われるためには
性同一性障害の治療が不可欠でした。
僕が「治療を受けよう」と決意したのはそれが理由です。

感覚的には、今までずっとマイナスだった分が
治療によってゼロになった感じです。
そこまできてようやく、人生にとって
プラスになる何かが出来るようになったんですね。
それは僕にとってとても大きなメリットでした。

治療によって変わったこと

治療を始めると、自分で思っていた以上に
周囲は僕を「男性」として普通に扱ってくれました。

確かに、完全にどこからどう見ても男性と同じ、
というわけにはいきません。
ですが、一見して問題なく「男性」と判断される
容姿を持っていることは、僕にとってとても
大きなメリットでした。

何故なら、アルバイトの面接や就職活動でも、
自分を偽る必要がありません。
今までいついかなる時も感じていた
「自分は周囲に嘘をついている」という
罪悪感からも解放されました。

「女の子みたいに見えるから」と
今まで我慢していた好きなことや趣味も
思いっきりできているので、
今は本当に毎日が楽しいです。

あまりにも今の自分に違和感がなさすぎて、
「自分が性同一性障害である」ことすら
基本的にはすっかり忘れて生活しています。
これってすごいことですよね……笑

と、いうわけで、
ちゃんと考えたうえで「治療が必要だ」と
判断した人にとっては、
GIDの治療はとてもおおきなメリットを
もたらしてくれるものと言えます。

この記事が、治療に関して悩んでいる人や
GIDに関してしんどい情報ばかりを目にして
暗い気持ちになってしまった人に届いたなら幸いです。

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