メニュー

インターンシップがあったのが確か秋ごろでした。

もともと凄く好きなお店で友達とも何度か行ったりしていたので

本当にショックでした。

財布もバイト代を貯めて買ったブランド品だったのになぁ、、、

奇抜などピンクの財布、気に入ってたのになぁ、、、

結局、アルバイトさせてもらう話はお断りして大好きなお店と楽しかったインターンシップは

苦い思い出として残ることになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2か月くらいは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時、私の通っていた学校では盗難事件が多発していました。

特に私のクラスで。

被害に遭った子はたくさんいて、盗まれるものも様々でした。

筆入れ、教科書、上靴、キーホルダーとかノートとか。

 

 

 

 

 

 

インターンシップから2か月程度たったある日。

担任の先生が緊急でホームルームを開き、こう言ったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「これまでの盗難事件の犯人が分かりました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クラスざわざわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Aちゃんが、ほとんどすべての盗難を認めました。

Aちゃんはしばらくの間、停学です。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aちゃん…

私の後ろの席でとっても明るくて人気者の子でした。

そうか、だから最近学校来てなかったんだ…

インターンシップも一緒に行ったなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさか!!!!!!!!!???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてホームルームの後、私は先生に呼ばれました。

 

 

 

 

「ぷちこちゃん、前にインターンシップで盗まれた財布ってどんなのだった?」

 

 

「〇〇のブランドでどピンクで、2つ折りです。」

 

 

「そっかぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aちゃんが盗んで、使っていたよ…

 

 

 

 

 

 

 

ぷちこ、あんぐり。

 

 

 

 

 

 

 

 

そうです、一緒にインターンシップに行ったうちの一人、

Aちゃんが犯人でした。

 

 

クラスの子が私の盗まれた財布の件を知っており、

Aちゃんが使っているところを目撃して先生に伝えたそうです。

問い詰められたAちゃんは犯行を自白し、ほかの盗難についても認めたそうです。

 

 

 

 

 

財布を盗んだ理由は、

「ぷちこちゃんだけ店長に褒められていろんな仕事を任されていて悔しかった」

でした。

 

 

 

 

 

 

他の盗難の件も同様で主に嫉妬や妬みからの犯行だったようです。

 

 

 

 

 

 

Aちゃん、、インターンシップの時からずっと私の後ろの席でだったから…

私がクラスで財布盗まれた話をしてたのを聞いてたんだね。

自分の鞄に財布を忍ばせて。

 

 

 

 

でも当時の私は財布が見つかって、とにかくうれしかったです。

その時に初めて財布なくしてショックだったんだなぁ、自分。と思いました。

 

 

 

 

 

 

そして私の手元に財布が戻ってくるはもっと先。

お金が返ってくるのはもっともっと先になりました。

 

続く